美容医療の分野は日々進歩しています。その時点で最高と思われていた治療が、あっという間に過去のものになってしまうことも珍しくはありません。事実、この5年間は治療における新陳代謝の繰り返しでした。その中でも、効果、費用、ダウンタイムなど治療のバランスがとれた治療法がスタンダードとして生き残る施術となっています。
私が開業した1998年当時は、いわゆるレーザー脱毛ブームのはしりの年でした。当時、医者同士でも真剣に「本当にレーザーで脱毛ができるのか?」と議論された時代です。世間には、いわゆる“永久脱毛”と言う言葉が氾濫していたため、患者様からは、レーザーは永久脱毛なのか?と言う質問を日に何度も受けました。今ではごく当たり前の医療レーザー脱毛が、最新で、ホットな話題だったのです。
医療レーザー脱毛がスタンダードになる前には、機種開発の紆余曲折があり、どのレーザーのどの波長が本当に脱毛に向いているのか議論されると同時に、レーザーメーカー各社より競って新しい脱毛レーザー機が開発されていきました。酷い話ですが、とりあえず存在するレーザーで脱毛に効きそうなものは、みんなレーザー脱毛機として売り出されてきたのです。(当然、全然効果のない、まがい物もありました。)アレキサンドライト、IPL、ルビー、ヤグなど、各メーカーさん方が盛んに売り込みに来られたのを覚えています。
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